日々想々彼是落書致候


by fly_bird_man
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日記はじめました (非公開)

 普通の誰に読ませるつもりでもない、自分だけのための日記を始めて5日ほど経過。

 「今日は寒い一日でした」とか「今日は誰それに会いました」「あんなことやこんな仕事をして疲れました」等、あったこと、したこと、感じたこと、思ったこと、考えたこと、そんなことを思いつくまま文章・体裁気にかけずにダイレクトに書くということは、さすがに人様が読めるような代物ではないのだけど、その分非常に気楽。
 
 かつてほんの一時期、紙のノートに鉛筆で日記をつけたことがあるけれど、その時はノート一冊書き上げる前に頓挫してしまった。その日記に何を書いていたのか、だいぶ昔のことでほとんど忘れてしまったけれど、人に見せたら顔から火が出そうなことを書いていたと思う。なんせ中学くらいの男子の書く日記だからね。。妄想、妄想で埋め尽くされていたことは想像に難くない。。

 日記を書き始めたきっかけは、その時は確かシカゴトリビューンの名物コラムニストだった、ボブ・グリーン氏がハイスクール時代に書いた日記を編纂した本を読んだこと。10代後半のその当時の自分と同じような年頃の男子の視点に立って活き活きと描かれる日々の情景と心理描写にはシンパシーと同時に「自分もこんな日記を書いてみたい」と強い憧れを抱いたことを覚えている。
 他にも、旅日記の古典「奥の細道」(松尾芭蕉作)は暇にかまけて意味もよく分からないままに書き写しをしたり、青春日記の名著「二十歳の原点」(高野悦子著)では著者の女子大生(とはいえ日記の最後で自殺されているので、既に故人なのだが)に恋心を抱いたりもした。

 ところが、いくら古今東西の名日記を読んだからといって、簡単に自分でも良い日記が書けるようになると言うことは当然なくて、意気込み勇んで書き始めた日記も、結局は自分の文才もそうだが、人並みの中学生男子である己の視点の低さ・視野の暗さ・心の狭さ加減がそのまま文章に現れるばかりで、書けば書くほどに自分がいかに卑小で才能もない人間であるのかを思い知らされるようで、そんな自分が自分で嫌になって結局、2ヶ月程度で挫折。書いたノートはゴミ箱にポイと捨ててしまった。自分を見つめるはずの日記がかえって正視できない程の自己嫌悪に陥ったというわけだ。
 自分を客観的に見るというのが、この頃から苦手だった。

 さて、話を最初に戻して、どうしてそんな自分が今頃になってまた日記を書き始めたのか。
 2年以上ブログというものに、ボソボソと取り留めない書き物をしてきたのだけど、何か今ひとつ自分にとってしっくりしない点・違和感があった。それは一つに、公開型のブログである以上、外面を意識せざるを得ないことに拠る。結局どこかで自分を開放しきれない分ストレスになるのだ。人と対話することによってストレスを開放できる人、そういう人はブロガーに向いているのだと思うが、僕はどちらかというと人とのコミュニケーションや他人の視線にいつも大なり小なりストレスを感じる傾向がある。これではブログそのものがストレスになってしまう。
 そうではなくて、素直な言葉を使って書き記すことで、そのままの等身大の自分を吐き出しながら、同時に自分と対話し、少し離れて客観視する手段として、改めて自己完結型の日記というものをやってみようと思い立った。自分のために書く日記。日記とはハナから永久非公開の恥ずかしい物だと開き直って今はあれこれ書いている。
 始めてまだ数日しか経っていないが、なんだか不思議と数日来の塞いだ気分も徐々にではあるが好転しつつあるようで。それ以上に、ずっと背負ってきた重たい何かをふっと横に置いたような、そんな気分が少し心地良い。
by fly_bird_man | 2007-11-18 17:11 | nikki