日々想々彼是落書致候


by fly_bird_man
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義父の訃報

 昨日、突然、義父の訃報が飛び込んできた。

 義父は仲の悪かった義母の元を離れ、彼是12年くらい前から一人埼玉の地で暮らしてきた。板前職人ということで、彼の地で一時は自分の店を持っていたこともあったらしいのだが、今はその店も畳み、清掃工場かどこかで働いていたとのこと。
 最近、健康を害していたという話も聞かなかったので正直驚いたが、話によると、つい先日まで普通に働いていて、つい3日ほど前に連絡も無く欠勤し、翌日も続けて連絡も無く休んだということで職場の方がアパートを訪ねていったら、ベッドの隣で倒れていて既に息絶えていたという。死因は良くわからないが、急に心臓が止まって心不全ではないかということだ。
 生前に会ったときは人懐っこくて陽気な方で、見た目も実年齢よりも若く見える方だった。一度、カラオケにも一緒に行ったこともあったっけ。彼が東京に出る際に、彼から不用になるからと軽自動車を譲り受けたりもして、生前何かとお世話になったが、恩返しをすることなく一人であの世へ旅立たれてしまった。
 一人暮らしの気ままな生活といえば聞こえが良いが、経済的にゆとりがあるわけでもなく、最後は男独りで看取る人もいない寂しい孤独死だった。享年63歳。

 そういうわけで、同居人一人で急遽、亡骸を火葬したり、職場や当地でお世話になっていた方へあいさつ回りしたり、アパートを引き払ったりなど死後の後始末のために埼玉の地に向かい昨夜、東京行きの夜行バスで発って行った。僕には涙も見せず、「忙しいな」などと言いながら。
 家には僕と3人の子供達。同居人が帰ってくるまでの数日間は父子家庭状態となる。帰ってきたらまた、葬儀やら何やらでいろいろ忙しくなる。
 忙しくしながらも子供達と生きていく。いずれこの子らも巣立ち、そのうち僕が死んだらこの子らが僕の葬式を出してくれる時が来るかも知れない。「忙しいな」と思いながら。
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by fly_bird_man | 2007-07-28 23:21 | raku gaki