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日々想々彼是落書致候


by fly_bird_man
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端午の節句 -皐月五日-

 昨日は旧暦で五月五日「端午の節句」でした。

 昨晩、近所のライブハウスまでライブを観に行ってきました。前座で友達が出演していたのもあって久しぶりに会いに行ったというのもあるのですが、今回のメインは サヨコオトナラ - vocal;サヨコ(元ZELDA),guiter;オト(元じゃがたら),janbe;ナラ

 そのライブのサブタイトルがたまた『端午の節句』で、ライブ後のオトさんのトークで端午の節句の言われから暦の話やら、元じゃがたら(それまでオトさんがじゃがたらのメンバーだったという事実を知らず、たまたま三日程前に「じゃがたら」についてネットで調べていたので驚きました)のヴォーカル&リーダーの故・江戸アケミさんの病気(統合失調症)の話やら、日本の近現代史やら、核燃サイクルから憲法9条にいたるまで面白いトークを聞くことが出来ました。
 その話を聞いて知ったことに、僕が思ったことを織り交ぜて書いてみます。


 太陽暦(グレゴリオ暦)の5月5日は「子供の日」とされています。青森では染井吉野が咲き誇るまだ夜寒の、春のゴールデンウィークの季節に該当します。ですが、五月を「皐月」と言い、端午の節句は別名、「菖蒲の節句」と言うように、皐月や菖蒲の花が咲き誇る今頃が旧暦による本来の端午の節句の季節にあたります。

 以前、七夕の織姫と彦星の年に一度のデートのお祝いを、厚い雲が垂れ込めがちな梅雨の時期に行うのはおかしい、ということを書いたことがあります。このような暦の違いによる季節感覚のずれは、桃の節句のひな祭りがまだ桃が蕾の季節に行われることなど、いたるところに見られます。長年、太陰暦に沿って行われてきた日本古来の季節の行事を、明治政府の意向により一ヶ月ずれている太陽暦に無理やり当てはめたことにより、日本人全体の季節感や自然に対する畏敬の念が狂ってしまったのではないかと思います。

 別に太陽暦の使用を一概に否定するつもりはありません。世界共通の正確な時間を測り、鉄道や飛行機のダイヤを作ったり、世界を又に駆けた商取引を行うには、太陽暦の時間概念は有用です。しかし一方で、動植物の生態、気候変動、人間の生活には「月」の引力・重力が果たしている役割も大きいのですから、月の満ち欠けを基準にした旧暦=太陰暦も有用な暦であると言えます。その証拠に、なにより日本を始めアジア地域では、ずうっと長い歴史を旧暦で生活してきたのですから。
 ビジネスや普段の生活は太陽暦で、季節のお祝いは旧暦でというように暦を使い分けても良いんじゃないでしょうか。日本以外のアジア諸国では、今現在でも、ほとんどがそのように実際に暦を使い分けしており、例えばお正月も太陽暦の1月1日よりも、旧正月の方をメインにお祝いしています。

 地に足の着いた本来の時間感覚、季節感、自然観、生活リズムを取り戻すためにも、旧暦の復興・太陽暦との併用はとても有効な手段ではないかと思います。

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by fly_bird_man | 2007-06-20 07:59 | raku gaki