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日々想々彼是落書致候


by fly_bird_man
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旅日記 忘れたころに思い出し

 お正月も5日を過ぎたころ、ちょっと遠出して秋田市へ出かけて来たんだっけ。

 最初に立ち寄ったのは、久保田城跡の千秋公園。
 初詣もほとんど終わって人でもまばらな公園内をぷらからと散歩。公園内の秋田八幡神社が火災で焼失してしまったらしく、ぽつんと黒こげのままでした。
 雪が全然ない中、ひっそりたたずむ雪囲いが妙。

 そのあと訪れたのは秋田市立千秋美術館。
 事前に催しを調べずに出かけたので、行き当たりばったりでしたが充分に楽しむことが出来ました。美術館は、そこで展示されている作品を見るのも良いのだけど、美術館という建築や空間自体の心地良さが好きなのです。
 千秋美術館は秋田駅前の繁華街のど真ん中にある美術館で、秋田市民による小さな展覧会も多数開催されており、市民の生活に溶け込んだ美術空間といった場所でした。実際、建物にたくさんの人たちが出入りしていて、地方の美術館というとどうしても、ひっそりしたイメージを持ちがちですが、ここはとても活気にあふれていました。

 メインの展示は、水中カメラマン中村征夫氏の写真展<海中2万7000時間の旅>。普段は目にすることのない海中の様子が面白い。
 一通り展示を見終わって、休憩コーナーのようなところで座って休んでいたところ、前の席にお座りになった二人の御婦人方のべたべたの秋田弁による魚談義が一番面白かった。魚のヒレを模して両手を横にちょんと広げながらのひょうきんトークに圧巻。
 美術・芸術というものは作家やその作品自体がどうこういうこともありますが、それに触れた市井の人たちが何をどう感じ、生きる糧・彩り・ヒントを得ているのかということが大事だと思う次第。




その後、帰りに途中、男鹿半島に立ち寄り、温泉で温まってから帰宅


なまはげ兄弟
 by 勝手に観光協会(みうらじゅん&安齋肇)
 から

  雪深き山道を 風にロン毛をふり乱し
  吠えながら シコ踏み 下りてくる
  泣ぐ子いねかと探してる
  おぉ わしら なまはげ兄弟
  酒を飲んでは説教さ

by fly_bird_man | 2007-01-13 13:26